2013年6月20日木曜日

世界を驚かせはしたけれど~コンフェデ杯=日本-イタリア戦


サルバドールにいるので、日本戦はテレビ観戦。ホテル近くの食堂で食事をしながら応援した。

周りのブラジル人たちがみんな日本を応援してくれたのがうれしかった。実況中継を聞いていると、会場も同じみたいだ。

判官びいきだと思うけれど、日本が点を取るたびに歓声をあげて喜んでくれる。それにしても、みんな直前のブラジル戦で盛り上がったばかりなのに、やっぱりサッカーが好きなんだね。

試合は初戦のブラジル戦と比べて、選手たちの体調が改善していたようだ。テレビの解説も「ブラジル戦とは全く別のチームだ」と驚いていた。W杯予選のイラク戦に主力を出す必要は全くなかったのに、疲れたままブラジル戦を戦ったのが悔やまれる。

前半から飛ばしてボールを保持し、リズムに乗ったのが良かった。「シュートを打たない日本はいつまでたっても弱いままだ」で指摘したゴールへの意識も見られた。きっと、選手たちも分かっていたのだろう。

でも、まだまだシュートを打てる機会はあった。終盤の日本のパス回しは華麗で「まるでスペインのようだ」とアナウンサーも興奮しながら実況していた。それだけに、打てる場面でもっと積極的にシュートを打ちたかった。

3得点のうち、流れの中での得点はこぼれ球に反応した香川の1点だけ。いくらボールを回しても、ゴールが決まる場面はそんなものだ。

「世界を驚かせた」「方向性が見えた」など、きっと日本メディアは称賛するのだろう。ブラジルメディアも「今大会で一番いい試合だった」とほめている。
日本がいいサッカーをしたおかげで、目が肥えているブラジル人たちは試合が進むごとにますます日本の応援に熱を入れた。ブラジル人はこの試合のことを覚えている。来年のワールドカップは、きっとホームの雰囲気で迎えることができるだろう。

イタリア相手にボールを支配できたのは自信になるし、本当に楽しい試合だった。

けれど、課題も多い。

内田を交代したのは分かる。あまりにも守備が軽すぎるから。でもなぜ酒井宏なの?案の定、全くダメだった。

川島はミドルシュートへの対応や位置取りなど前回W杯からの課題が全く克服されていない。2試合7失点。川島は代えるべきだと思っている。このまま使い続けるの?

 

ワントップはだれにする?センターバックはこのままでいいの?

2連敗で最終戦を待たずに敗退が決まったというのが厳然たる事実だ。順位表を見れば一目瞭然。世界の序列がそのまま表れている。
最後のメキシコ戦、なんとしても勝って欲しい。そうでないと、「いいチームだった」で終わってしまう。


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